不動産について

不動産売買の決済、ネット銀行から振込む時の注意点

2019/3/15

不動産売買の決済の話です。

不動産売買の決済での売買代金の支払いは、通常銀行振込で行います。目の前に現金を用意して支払うことはほとんどないです。現金で受け取ってもすぐ銀行口座に入金しますし、現金を持ち歩くのも危険すぎます。

決済を行う場所も、銀行振込をするため銀行の支店でおこないます。通常は買主の利用する銀行の支店になります。

では、買主が、支店店舗のないネット銀行から振り込むことはできるのでしょうか?

ネット銀行の口座から、売主の銀行口座へ振込

不動産売買の決済で、買主のネット銀行の口座からの支払い(振込)であっても、もちろんできます。売主の銀行口座に振り込まれていれば問題ありません。

ネット銀行では、パソコンやスマホのインターネットバンキングで振込をするので、銀行の伝票に記入する必要もなく、銀行で決済する必要はありません。不動産会社の応接室、買主や売主の自宅など、ネットができる環境であればどこでもできます。

決済の場では、司法書士(の私)が書類を確認し、問題がなければ、買主に対して「売主へ支払いをして下さい」とお伝えします。そしたら買主はスマホ(又はノートパソコン)で、ポチポチと振込の手続きをします。売主の銀行口座に着金の確認ができれば終了となります。

もちろんネット銀行の口座を利用する決済に立ち会ったこともあります。ただ、ネット銀行を使う時、注意することがあります。

売主の銀行口座への着金の確認

ネット銀行では、振込は(ほとんどの場合)24時間いつでも手続きができます。

しかし、24時間振込手続きはできても、手続きをした時間によっては実際に売主の銀行(他行口座)に振込まれるのは、翌日となることもあります。

売主の銀行口座への着金確認ができないと、決済は終了できません。着金が翌日となると、所有権の移転も翌日となり、登記申請も翌日になってしまいます。

所有権の移転は、厳密には売主が売買代金を受取った時です。不動産売買契約書には「本物件の所有権は、買主が売買代金の全額を支払い、売主がこれを受領したときに、売主から買主に移転する。」と記載されています。

ですので、他行口座への振込が当日であるかの確認は、必ず事前にして下さい。

振込金額の限度額の確認

ネット銀行は一日の振込限度額が設定されています。不動産売買は高額ですので、限度額を超えるケースが多いと思います。

限度額を超える振込をする場合の手続方法は、必ず事前に確認して下さい。当日変更できるだろう、なんて軽く考えないでください。多分できないです。

銀行の支店から振り込むときは、銀行員さんが教えてくれますが、ネット銀行ではそうはいきません。オペレーターにすぐ繋がらないかもしれません。

決済の場所

決済の場所は、インターネットバンキングができる環境であればどこでも、とは書きましたが、決済の場では不動産会社へ仲介費用、司法書士への登記費用その他の精算も行われます。その支払い方法も考えて決めて下さい。

売主さんがする支払い、例えば仲介費用や家屋調査士さん(土地の境界の確定)への支払いを、売買代金の中からする場合など、細かいことですが気を付けて下さい。
売主さんの利用する銀行で決済するのもいいかもしれません。

上に書いた注意点を確認しつつ、ネット銀行を利用するか、銀行の支店で行うかを決めて下さい。決済が流れた原因が、買主がネット銀行を利用したため全額支払えなかったとか、着金が翌日だった、なんてことにならないように!

代表の林潤(めぐみ)です。

身近にある法律問題や、高齢になって発生する問題などの不安・悩み・心配事に対し、依頼者と一緒に解決に向けて取り組んでいます。

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