ブログ 不動産について

宅建士の法定更新 今年で登録20年目です。

私は司法書士ですが、宅建士(宅地建物取引士)の資格も持っています。登録もしています。
平成12年に登録しているので、今年でちょうど20年です!年がバレでしまう。。。

宅建士とは

宅建士は不動産取引の専門家です。国家資格です。
宅建士の役割は、不動産取引の時の物件の説明を行うことです。不動産会社は、不動産を買う人や借りる人に対して、購入(賃借)予定物件についての説明(重要事項説明)をしなければいけません。この説明をするのが宅建士であり、これができるのは宅建士のみです。

このような役割があるので、不動産業者は必ず宅建士を置く必要があります。さらに従業者5人に1人以上の宅建士の設置義務があります。

私も20年前に勤めていた会社の、宅建士の設置義務数を合わせるために宅建士の登録をしました。その時は事務員でしたので宅建士としての仕事はしてませんでしたが、毎月わずがでしたが資格手当つきました。ラッキー!

宅建士の法定講習

宅建士として登録をすると「宅地建物取引士証」が発行されます。この宅地建物取引士証の有効期限は5年で、更新するときに法定講習を受けなければいけません。

宅建士の法定講習は午前10時~午後5時まで1日をかけて行います。講習日は決まっていて、100人ほどが同時に受講します。
受講する人は、不動産会社の営業っぽい方や、高齢の恰幅のよい方(地元不動産会社社長さん?)、普通のサラリーマンや事務員の方もいます。不動産業界以外の方も登録されています。私もそうです。

講習の内容は、最近の不動産業界を取り巻く流れや、直近の法令変更について、不動産業者としてのコンプライアンス、不動産取引に関連する税金、不動産業者が当事者となった裁判事例などです。これらをテキストを使い講習を受けます。

講習は1日ずっと座っているので、結構疲れます。前回の5年前は斜め前に座った男性の方が、いびきをかいてことを思い出しました。お疲れだったんですよね。
講習が終了したら、新しい宅地建物取引士証を受取り終了です。次は5年後です。

今年の法定講習

しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で、会場で講習を受けることができません。約100人が、1日中、1つの会場で講習を受けることは3密になってしまいます。
そこで今年は自宅学習となりました。

自宅に講習テキストが送られてくるので、それを使い自宅で6時間以上学習して、効果測定をします。効果測定とは○×の確認テストと事例問題に対しての自分なりの回答です。不動産会社の忙しい営業の人が、自主的に6時間以上自宅学習をされるのかは不明ですが、講習テキストは内容もしっかりしていて、かつ簡潔にまとめられていて良いテキストです。

今回は民法の債権や相続の改正があったので、法令の変更部分もしっかり記載されてました。不動産取引に関する税金のテキストもあります。これも不動産の税金、控除、特例が網羅されていています。

不動産取引に関する民法改正と税金を少しだけ

令和2年4月1日施行の民法改正は債権も改正されたので、不動産売買、賃貸ともに関係する部分があります。
売買に関する部分で大きな改正は、契約不適合責任です。改正前の「瑕疵担保責任」に対応するものです。名前まで変更になりましたが、まだしっくりきてませんね。
不動産の賃貸に関する部分では、敷金、修繕、保証人があります。敷金については、改正前は民法の条文で敷金の規定がありませんでしたが、今回の改正で規定が設けられました。保証人の内容も改正されました。賃貸の連帯保証人となる場合は極度額を定めないといけません。4/1以降に賃貸借契約を結ぶ場合はチェックして下さいね。

不動産に関する税金については、個人のことのみです。テキストには法人も記載されてましたが、ここでは割愛します。
個人の不動産に関する税金は、居住用不動産かそれ以外で税金の控除・特例が変わってきます。居住用不動産であれば、購入時も売却時も特例がありますから、税金も低く抑えることができます。居住用以外の不動産の購入・売却は、不動産取得税、譲渡所得等がっつり税金がかかりますから要注意です。
不動産賃貸で不労所得!と言われてますが、取得時・保有時・売却時の税金、家主さんの義務、責任等々を考えたら安易には手を出せないな~といのが私の感想です。
税金については、必ず税理士さんに確認して下さいね。

宅建士の登録20年

私は平成12年に宅建士の登録しているので、今年で20年になります。その半分以上を司法書士として働いていたので、実際に不動産の業務に携わっていたのはわずかです。
しかも、その時勤めていた会社の頭数合わせの宅建士の登録でしたので、私の宅建士としての出番はありませんでした。

それでも、宅建士の資格があると不動産に関係する最新の情報もわかりますから良いですよ。転職する時も少しは有利に働いたと思います。現在は不動産業に携わってませんが、宅建士の資格があって良かったと思ってます。

不動産に興味のある方は、ぜひ宅建士試験に挑戦して下さい!

代表の林潤(めぐみ)です。

身近にある法律問題や、高齢になって発生する問題などの不安・悩み・心配事に対し、依頼者と一緒に解決に向けて取り組んでいます。

「こんな事を相談してもいいのかな?」と迷うようなことでも、お気軽にご相談ください。相談者様の不安・悩み・心配事を解消し、笑顔になるお手伝いをさせて頂きます。

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