はっきり言って、司法書士はメジャーな資格ではありません。国家資格でありながら...ちょっと地味。
私がこの国家資格の司法書士を目指したのは30才になってからです。なぜ司法書士の資格を取ろうと思ったのか?
父の死で、法律の知識の大切さを知る
大学は「愛知淑徳大学 文学部 図書館情報学科」です。法律とはまったく無縁の学部です。卒業後は父が経営する建設会社で普通に事務として働いてました。しかし、父が亡くなり会社を閉めることになり、これが大変な作業だったのです。
父が亡くなった事に関する諸々の手続き→司法書士の先生に依頼。会社を閉める事に関する様々な件→弁護士の先生に相談。この経験から、お困りごとを解決してくれる方々(弁護士・司法書士)が存在することを知りました。
この父の相続の時、司法書士の先生から、次の相続の時に起こるかもしれない問題を伝えられ、この対策をしたので、次の相続の時はスムーズに手続きが進みました。
この司法書士の先生の対応をみて、事前に対応することでトラブルを回避することができるんだ!と目から鱗状態、法律の知識って大切だな~と。
事務員をしながら、困った人にアドバイスできるようになりたいと思いった30歳
その後は分譲マンションの管理会社の事務、不動産会社の事務、リフォーム会社の事務などをしていました。建設関係、不動産関係で仕事をしていました。すべて事務員としてです。
不動産、建設業では事務作業で契約書を作成する事が時々ありました。不動産売買契約書、マンションの規約、請負契約書などなど。しかし、どれもひな形があり、事務員がするのは、名前や所在地などをちょっと変えるだけです。
そのうち、これらの契約書を読みこなしたい、私も困っている人にアドバイスや、事前にトラブル回避の対応策をお伝えすることができればな~という気持ちが高まりました。
そこで、私にアドバイスをした司法書士の先生のように、法律の知識を身に着けよう、司法書士になろう!と思い立ったのです。これが30才の時です。
5年間の辛い勉強期間を乗り越えて、無事合格!
私は法学部出身ではありませんし、司法書士事務所、弁護士事務所に勤務した経験もありませんので、司法書士試験の勉強は法律の知識ゼロからのスタートでした。
司法書士試験に合格するまでの5年間は、それまでの人生の中で一番勉強しました!本当に辛い勉強でした。
法律の知識がゼロというのは勉強には不利でしたが、司法書士として相談者とお話する上では、法律を知らない方、詳しくない方の気持ちが分かるので、良かったなと思います。
この説明で分かるのかな?20代の法律を知らない私だったら、この説明で理解できるだろうか?と考えながら相談者とお話をしています。
司法書士に合格したのが35才。その後、愛知県一宮市の司法書士事務所に6年間勤務させて頂きました。
名古屋駅のミッドランドスクエア2階のコヴァのザッハトルテとコーヒーです。

コヴァはチョコレートで有名!このザッハトルテも濃厚で美味しかったです。