1週間以上前ですが、NHKのあさイチで相続についての特集がありました。内容は、相続に関する様々な手続きや相続法の改正についてでした。
その中で、気になったのが「デジタル資産」です。ネット銀行やネット証券、仮想通貨など、マイレージもです。
相続財産の調査
相続財産の調査は結構大変です。本人は亡くなってますから、聞くこともできません。
不動産は固定資産税の納付書や権利証などで、ある程度把握できます。しかし預貯金は、通帳や金融機関からの郵便物でしか知ることができません。通帳や郵便物で銀行名が分かれば、残高証明書を取得して口座番号や残高を知ることができます。
もし通帳がなくても、近所の銀行、信用金庫やゆうちょ銀行で、残高証明書を取得すれば口座の有無がわかります。残高証明書を取得すると数百円程度のお金がかかります。
デジタル資産
しかし、金融機関からのお知らせがメールしかない時は、相続人はメールを見ない限りその存在を知ることができません。ネット銀行やネット証券からのお知らせは原則メールですから、パソコンにパスワードを設定していたら、メールを開けないこともあります。
また、ネット銀行やネット証券は近所に支店がありませんので、手当たり次第に残高証明書を取得する訳にもいきません。
現在できる対策としては、ネット銀行、ネット証券、仮想通貨などに口座がある人は、生きているうちにその存在をメモして残しておくぐらいですね。
あさイチの番組では、パスワード等も書いておく言ってましたが、IDは書いてもパスワードまで残しておく必要はあるのかな?パスワードは定期的に変更しますからね。私自身はそこまでメモする必要はないと思います。(あくまで私の考えです)
ネットが普及して便利な世の中になりましたが、まだまだ相続の手続きは追いついてないですね。