不動産の登記事項証明書(謄本)を法務局に行かないで取得する方法

司法書士の林 潤(めぐみ)です。

今年も確定申告が始まりました。
確定申告の期間は法務局が混みます。

マイホームを購入した人が、住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)を受けるためには、購入した最初の年度に確定申告をしなくてはいけません。その確定申告に必要な書類として不動産の登記事項証明書(「謄本」と呼ばれている書類です)があります。この謄本を取得できるのが法務局です。
マイホーム購入した人やその奥様とか、普段は法務局に用事のない一般人(という言い方がいいのか…)のが来るから法務局は混んでます。子供も連れてくるので賑やかです。

でも法務局の窓口は平日しか開いてません。
平日に仕事を休めない人、共働きの人、そもそも近くに法務局がない人は困ってしましますよね。
しかし法務局に行かなくても謄本は取得できます!
「登記・供託オンライン申請システム かんたん証明書請求」を利用すれば、ネットで請求・支払をして、謄本の原本は自宅に郵送してもらえます。
これです

http://www.touki-kyoutaku-online.moj.go.jp/index.html

民間ではないですよ、法務省が運営しています。料金も法務局で直接取得するより、ちょっとだけお安いです。
注意することもあります。利用する場合は申請者情報登録をしなくてはいけませんし、ネットバンキングをしていないとできません。間違えました、ATMでも支払いはできるそうです。詳しくはサイトで確認してください。
便利なのですが、24時間対応ではありません。利用時間は平日の午前8時30~午後9時まです。

平日に法務局に行けない、ネットで請求もやりたくない、そんなときは法務局に郵送で請求することもできます。
登記事項証明書交付請求書の用紙に申請者、謄本を取得したい不動産の情報などを記入して、必要分の収入印紙を貼って、返信用封筒を同封して、最寄の法務局に郵送します。1週間ほどで返信されてきます。登記事項証明書交付請求書の用紙はネットでダウンロードできます。
下の法務局のページからダウンロードできます。

http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/category_00002.html

 

個人的な意見ですが、法務局で直接取得するのが1番楽で簡単だと思います。

 

 

司法書士業務の確定申告書の作成完了です!

司法書士の林 潤(めぐみ)です。

今年も確定申告の時期がきました。
確定申告は2月16日からですが、早めに準備をします。開業3年、今回で確定申告も3回目ですので、どうにか慣れてきた感じですね。
今日一日かけて確定申告書を作成、添付書類も用意できたので、あとは申告に行くだけです!

確定申告書ですが、私は国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作成します。
司法書士の経理は簡単なのでこれで十分です。大きい司法書士事務所だと作成コーナーでは無理そうですけど。
もちろん日々の会計は、会計ソフトを使ってます。そこでコツコツ入力して1年間の貸借対照表と損益計算書を作り、その数字を作成コーナーの該当箇所に入力していきます。すると確定申告に必要な書類が印刷できちゃいます。e-Taxだとそのまま申告できますが、私は書面に打ち出して税務署に持っていきます。

作成コーナーでは過去のデータも読み込むことができるので便利です。
例えば、車やパソコンとかの資産は減価償却をしなくてはいけませんが、この計算もしてくれます。取得金額とかの入力は必要ですが、一度入力しておくと来年からは入力不要です。
私は青色申告の個人事業者なので3年間損失を繰り越せるのですが、その過去データも読み込んでくれます。
開業した年から黒字にはなかなかできません。私もかなりの赤字が出ました、、、が、それも無駄にすることなく、黒字転換したら赤字と差引できます。その計算もしてくれます。便利ですね~

ただしこの作成コーナーでも、そもそもの経理処理の間違いを訂正してはくれません。数字が合わない時は、「○○と合わないので確認して下さい」のメッセージは出ますが、その原因を見つけるのは自分なんですよね。簡単なQ&Aはありますが。
それに「これはどの勘定に入れるべきなのか?」「どう処理すればいいのか?」には対応してません。確定申告書の作成だけですから。
私は簿記2級を持っていて、以前経理の仕事もしてたので自分でサクサク入力しますが、経理とかまったくしたことないと、税理士にお願いするのが楽ですね。

確定申告期間は2/16~3/15までです!

相続登記はいつまでにするの?

司法書士の林 潤(めぐみ)です。

時々お客様から「相続登記はいつまでにするの?」と聞かれます。
(相続登記とは、亡くなった方から相続人へ不動産の名義を変更することです。)
しかし、相続登記には期限はありません。いつまでにしなくてはいけない! なんてこともありません。

相続税の申告は亡くなってから10ヶ月以内なので、相続登記も期限があると思わてれいるんだろうな~と。

だからと言って相続登記をしなくてもいい訳ではありません。所有者不明の土地になりかねません。
ではいつ相続登記をするのがベストなのでしょうか?
正直それぞれのケースによって違います。

相続税の申告がある場合(つまり相続税を支払う)は、相続税の申告までに相続する人は(多分)決まっているので、相続税の申告後すみやかにするのがいいですね。時間の余裕があれば申告前でも大丈夫です。

相続税の申告をする必要のない場合(相続税を払う必要がない)は、相続人同士で話し合い(これを遺産分割協議といいます)、相続する人が決まったら相続登記をします。
遺産分割協議をいつまでにするかの決まりもありませんから、49日の法要の時、一回忌の時、2年後や5年後でもいつでもいいです。
相続する人が決まったら相続登記をして下さい。決まったらできるだけ早く相続登記をして下さい。

相続税を払わない場合でも、相続登記を急いでした方がいいケースもあります。
例えば、相続人が高齢者の場合など、のんびりしていると相続人が亡くなって次の相続が始まってしまう可能性が…そうなったら相続人も増えてしまいます。気を付けてくださいね。
法律上は30年後、50年後に遺産分割協議をして相続する人を決めて相続登記をするのでも問題ありません。手続きは大変になるとは思いますけど。

では自分の家の相続は、相続登記を早くしたほうがいいのか?、ゆっくりでもいいのか? 迷いますね。
そんな時はまず専門家(司法書士とか)に相談して下さい。近所に司法書士はいると思います。ネットで検索したり、電話帳などで調べたり。
それでもいきなり連絡するのはちょっと…という時は、各県の司法書士会が開催するの相談会や市役所・区役所などの無料相談会が開催されていますので、それを上手に使ってくださいね。

愛知県司法書士会では毎年2月に「相続登記はお済みですか月間」としています。
2月は相続に関する面接相談や電話相談を(確か)無料で開催してます。
よかったら相談してみはいかがでしょうか?

 

相続登記の義務化?

司法書士の林 潤(めぐみ)です。

平成29年も終わりますね。
この年末になって司法書士的ビックニュースがありました。
そのニュースとは「土地相続 登記の義務化」です。もちろん義務化はまだ決定ではありません。
現在、相続登記は任意ですから、やりたくない人は放置状態となっています。これを罰則も視野にいれて、義務化となるかも?とのこと。所有者不明の土地の増加、空き家問題の対策としてです。詳しくは日本経済新聞の12/29朝刊を見て下さい。動きがあったらまたブログに書きます。

私個人として今年を振り返ってみると、業務内容としては会社登記、医療法人登記や相続登記などの不動産登記が多かったです。やっぱり司法書士の業務は圧倒的に登記申請が多いですね。

ちょっと変わった登記としては、パキスタン人の相続登記です。無事に終わった時は本当にほっとしました。
パキスタン人の相続登記をするにあたり、パキスタン国(正しくは、「パキスタン・イスラム共和国」です。外務省のHPより)の国について、言語、もちろん法律も調べまして、中近東に興味が出てきたんです。昔、映画のアラビアのロレンスを見て中近東に行ってみたくなったな~というこも思い出したりして、引続き中東についての本を読んでます。

その他としては、民事信託の勉強を始めました。とは言っても愛知県司法書士会の財産管理委員会(主に民事信託の勉強をしているグループと思ってください)に参加して、実際に民事信託業務をしている司法書士の話を聞いたりしているだけですが。この民事信託(家族信託)、これも面白いです。

中近東関係と民事信託、ブログを読んている方の興味の有無と関係なく、ブログに書いてこうと思います!

今年も無事に一年過ごすことができました。
来年もよろしくお願いいたします!
来年はもう少しブログの更新頻度を上げていきたいですね。

 

写真は名古屋市西区上小田井のNico drop cafe のキッシュランチです。キッシュはカボチャとブロッコリーと里芋とベーコン、美味しいですよ。パンはふわふわの白いパン、私の中で白いパンはハイジの白パンです。ここはコーヒーも美味しんです。

 

 

 

 

 

 

8月3日は司法書士の日

司法書士の林 潤(めぐみ)です。

とっくに過ぎてしまいましたが、8月3日は司法書士の日です。
明治5年8月3日に司法書士の前身である代書人が誕生したので、この日を記念日として制定したそうです。
下に「記念日制定の趣旨」を載せておきました。興味があれば読んください。興味ある人いるかな…

司法書士は都道府県単位で登録をしています。私は名古屋市西区で開業しているので登録は愛知県司法書士会です。

今年の司法書士の日、愛知県司法書士会は目立った広告を出してませんでした。残念ですね~(ちょっと地味な)司法書士が注目される機会なのですけどね。

しかし!毎年8月3日司法書士の日用にポスターをつくる書士会があります。
大阪司法書士会です。さすが大阪です、この機会を見過ごしません。

今年は映画「関ケ原」とコラボポスターを作成してます。ポスターのリンクを張っておきますね。

http://www.osaka-shiho.or.jp/pdf/20170804_sekigahara.pdf

キャッチコピーは
「<激突!>する前にご相談を。相続は司法書士にお任せください。」
です。

愛知県司法書士会にはないセンスです。うらやましいです!

無料法律相談会を開催するのでその広告なのですが、大阪司法書士会は力いれてますね。
ちなみに昨年はシン・ゴジラとコラボしてます。このポスターもいいですよ。

私の所属する愛知県司法書士会ですが、ポスターは作ってはいませんし、マスコットキャラクターなどもいません。でも他県の司法書士会にはキャラクターがいたりしますし、CMを流しているところもあります。
愛知県司法書士会の広報活動は、どちらかというと地味かな。
マスコットキャラクターをつくる必要も、派手な広告をする必要もありませんが、司法書士の仕事内容を知っていただく努力はしないといけないですね。

愛知県司法書士会が力をいれているのは、毎年2月の「相続登記はお済ですか月間」です。この時は無料相談会、電話相談会なども開催されます。
ぜひ相談会に参加してみて下さいね。もちろん必要があればですけど。

 

写真はAfternoon Teaのスコーンとケーキセットです。もちろん一人で全部食べてません。友達とシェアしてますよ。Afternoon Teaの紅茶は美味しいです。

 

 

<記念日制定の趣旨>
 明治5年(1872年)8月3日、太政官無号達で司法職務定制が定められ、「証書人・代書人・代言人」の3つの職能が誕生しました。証書人は現在の公証人、代書人は現在の司法書士、代言人は現在の弁護士にあたります。
司法書士の前身である代書人が誕生したこの日を記念日として制定することにより、司法書士一人ひとりがその社会的使命と職能の重要性を再認識し、将来に向かって市民の方々からの期待に応え続けていくことを確認すると共に、市民の方々に対し、司法書士制度の社会的意義を周知する機会とします。
(日本司法書士連合会HPより)

 

 

 

 

不動産売買の決済に子どもを連れていく?

司法書士の林 潤(めぐみ)です。

先日、不動産売買の決済に立ち会ってきました。
土地を購入する買主が、売買代金全額を支払い土地の所有者となるので、その所有権移転登記のための立会です。
売買代金(残代金)を支払うことを決済と言い、通常は銀行の応接室で行います。
司法書士は書類を確認して、所有権移転登記を法務局に申請します!

今回は新居を建てるための土地の購入です。建売住宅ではありません。
これから家を建てるための工事が始まるので、実際に新居に住むのはずっと先になります。 建築会社は決まっていたので、建設会社の担当者も決済に同席されてました。

決済の場には、奥様と子ども3人も同席です。

決済の場に子どもを連れてくると、「子どもが一緒で申し訳ありません」みたいなことを言われる方もいますが、私は大歓迎です。
土地・家の購入は家族の大切な日となりますから、家族と一緒に立ち会いたいですよね。
気持ち分かります。
それでも銀行によっては応接室で対応できな場合もありますので、事前に不動産会社の担当者に問い合わせるのが無難です。
応接室でないと接客ブースでの対応となり、子どもがいるとじゃまになってしまします。そもそも子どもが入るスペースがないです。

地方銀行や信用金庫であれば、決済はほとんど場合は応接室で行われますから、子どもが一緒でも大丈夫です。
一生に一度の大きな買い物ですからね、特別感のある応接室がいいですよね。

決済の場に子ども(赤ちゃんや幼稚園児)を同席させる時は、おもちゃ、おやつ、ジュースを持ってくると子どもの気が紛れていいです。時間かせぎです。
でもおもちゃは大きな音の出ないものでお願いします。
決済は書類の説明、署名、押印と事務手続きが続きますから、子どもは飽きてきます。時間もかかりますから、子どもは退屈してしまいます。
飽きてくると、応接室の備品をさわったり、ぐずったり。時々印鑑の朱肉を、スタンプ台と勘違いして遊びそうになります。
さすがに書類に落書きをする子はいませんが、 以前に銀行の応接室に飾ってあった干支の置物を割ってしまった子どももいました。
両親が銀行員に平謝りしてました。気の毒に・・・
決済は1時間~2時間ぐらいですから、うちの子どもはこの時間を耐えられないかな?と思ったら預けるのもいいかもしれません。

でもですね、子どもがいると親は大変かもしれませんが、決済の場が和みます。
決済はどうしても雰囲気が固くなりがちですから、子どもがいると良い中和剤になります。
待ち時間は子どもの話題で盛り上がりますからね。

不動産売買の決済に子どもを連れていく?
には、不動産会社の担当者に確認した上で、もちろん子どもを連れてくるのは大丈夫です。でもぐずった時の対応策も考えた方がいいですよ~ですね。
土地の購入でも、建売住宅の購入であっても同じです。

この記事を参考にする方いるのかな?

写真はコメダ珈琲のシロノワールです。
説明不要の定番。ソフトクリームとデニッシュ風パンとの相性がバツグン!

 

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愛実司法書士オフィス

・相続についてのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
・贈与、生前贈与による名義変更登記や不動産の売買による名義変更登記、住宅  ローンを完済したときの不動産担保(抵当権・根抵当権)の抹消登記のなどのご依頼も承っております。
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地域:名古屋市西区、北区、中村区、中区、東区、名東区、守山区、昭和区、中川区、港区、緑区
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生前贈与で気をつけること 第1回勉強会 ⑨

名古屋市西区の愛実司法書士オフィス 女性司法書士の 林 めぐみ です。

2月10日の生前贈与の勉強会について、数回にわたり書いています。

2月10日開催の第1回 相続・贈与の勉強会 土地の生前贈与は、
 贈与とは?
 不動産を贈与したときにかかる税金と税金の控除について
 不動産の贈与の手続き
 贈与した場合、気を付けること
 生前贈与を考えてもいいケース
このような内容で話しました。

勉強会については、
第1回勉強会 不動産の生前贈与①
贈与とは?第1回勉強会②
生前贈与の税金は? 贈与税について 第1回勉強会③
生前贈与の税金は?贈与税の他にも税金はかかるの? 第1回勉強会④
生前贈与の名義変更手続きについて 第1回勉強会⑤
生前贈与で使える税金の控除 第1回勉強会⑥
生前贈与で使える税金の控除 相続時精算課税  第1回勉強会⑦
生前贈与と相続 第1回勉強会⑧
と書いてあります。前回でこれが最終と書きましたが、注意する点があるので、今回はそれを書きます。

生前贈与では、税金などの注意することを書きましたが、贈与する時期と贈与した人が亡くなった時期が近い場合にも注意が必要です。注意することは2点あります。

まずは、相続税について
相続税を計算するためには、亡くなった人の相続財産がどれくらいあるのか、亡くなった人の財産のすべてを計算します。不動産、預貯金、現金、株式など有価証券、骨とう品などの動産など、亡くなった人が所有する財産の価格をだします。
その中には、亡くなる3年前までに贈与した資産も加えられます。相続税対策のために生前贈与しても、3年以内になくなればその意味がなくなる可能性も….
どうしようもない事ですが、注意してください。余命〇カ月の時に急いで資産を動かそうするとき、「何のために資産を移転させるのか」を考えてくださいね。
やはり、元気なうちに考えて行動しておかないといけませんね。

もう1点、税金以外で気を付けるとがあります。遺留分です。
相続人は遺留分を請求できる場合があります。
この遺留分の計算のために遺産の総額を計算します。この時の総額の中には、亡くなる1年前までに贈与した資産も加えます。
すると、生前贈与されなかった相続人から、遺留分減殺請求(侵害された遺留分の請求)をされる可能性があります。
生前贈与が、遺留分を超えたものであっても、それだけで贈与が取り消されることはありません。しかし、生前贈与で渡したい人に名義を変更しても、いざ相続となったときに遺留分ををしたことによって、相続の争いがおこるのは避けたいですね。

勉強会では、このような内容を話ながら、時々質問に答えなが進めていきました。勉強会は定期的に開催する予定です。

写真は名古屋松坂屋でのランチ、ハマグリのパスタにデザートです。
松坂屋には名古屋市西区の事務所から、車で30分ぐらいで着きます。ちょっと贅沢なランチでした。もちろん美味しかったです!

生前贈与と相続 第1回勉強会⑧

名古屋市西区の愛実司法書士オフィス 女性司法書士の 林 めぐみ です。

2月10日の生前贈与の勉強会について、数回にわたり書いています。

2月10日開催の第1回 相続・贈与の勉強会 土地の生前贈与は、
 贈与とは?
 不動産を贈与したときにかかる税金と税金の控除について
 不動産の贈与の手続き
 贈与した場合、気を付けること
 生前贈与を考えてもいいケース
このような内容で話しました。

勉強会については、
第1回勉強会 不動産の生前贈与①
贈与とは?第1回勉強会②
生前贈与の税金は? 贈与税について 第1回勉強会③
生前贈与の税金は?贈与税の他にも税金はかかるの? 第1回勉強会④
生前贈与の名義変更手続きについて 第1回勉強会⑤
生前贈与で使える税金の控除 第1回勉強会⑥
生前贈与で使える税金の控除 相続時精算課税  第1回勉強会⑦
と書いてあります。今回は生前贈与と相続について書きます。
第1回 勉強会については、これが最後です。

不動産の生前贈与について色々と書いてきましたが、生前贈与で名義を変えるのと、相続で名義を変えるのとどちらがいいのでしょうか?

生前贈与では生前に名義を変更するので、渡したい人に確実に渡すことができます。相続を待たずに、貰った方(受贈者)がその不動産を有効活用することができます。
相続でも、遺言を残し、その不動産を渡したい人を指定すれば、相続させることができます。
しかし、もしかして遺言どおりに名義変更しなかったら・・・とか、遺留分を請求されたら・・・との不安はあります。
確実に渡したいなら生前贈与です。

でも税金の面からすると・・・
生前贈与の場合は不動産取得税がかかりますが、相続の場合はかかりません。
法務局へ名義変更の登記申請時の登録免許税、相続の場合ですと贈与の5分の1です。
贈与税の税率と相続税の税率、単純に比較すると贈与税の方が高いです。
税金だけを考えると、相続の方がいいです。
税金を考える場合でも、相続税を支払うほどの資産を保有している方になるとまた状況は変わってきます。

生前贈与と相続、一体どちらがベストの選択なのかは、何を重要視するかによって違ってきます。
税金のためなのか、生前に確実に資産を渡したいのか、などなど。

もう1点、生前贈与をした方がいい場合があります。
それは、将来確実に価格が上がる不動産を持っている場合です。バブル時代ではないので、かなり限定された地域の方のみですね。

勉強会では、生前贈与を選択する場合、まず相続税がかかる可能性があるのか、とりあえず現時点での資産(不動産・預貯金など)から、相続税の計算をしてみます。それで相続税がかかる可能性がある場合は税理士さんに相談してみることをお勧めします。相続税を払う可能性があるといっても、不動産の生前贈与ではなく対応できるかもしれません。税金は税理士さんに相談です!
相続税がかかる可能性がないのであれば、遺言書で対応可能かを提案します。
それでも、どうしても生前に不動産の名義を変更したい、贈与税がかかっても生前に不動産の名義を変更したい、遺言でもやっぱり不安・・・とうのであれば不動産の生前贈与ですね。
(これはあくまで私の考えです。他の方は生前贈与についての別の見解をもっているかも)

ざっくりとした説明ですが、こんな感じで勉強会は終了しました!
第1回勉強会について、8回にわたりブログに書きました。結構長くなりました。

写真は岩倉市の五条川の桜です。まだ5分咲きですね。
今年の岩倉市の桜まつりは3/31~4/9までです。五条川にかぶさるように桜のトンネルができて、すごくきれいです!

 

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愛実司法書士オフィス

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生前贈与で使える税金の控除 相続時精算課税  第1回勉強会⑦

名古屋市西区の愛実司法書士オフィス 女性司法書士の 林 めぐみ です。

2月10日の生前贈与の勉強会について、数回にわたり書いています。

2月10日開催の第1回 相続・贈与の勉強会 土地の生前贈与は、
 贈与とは?
 不動産を贈与したときにかかる税金と税金の控除について
 不動産の贈与の手続き
 贈与した場合、気を付けること
 生前贈与を考えてもいいケース
このような内容で話しました。

勉強会については
第1回勉強会 不動産の生前贈与① 、
贈与とは?第1回勉強会②
生前贈与の税金は? 贈与税について 第1回勉強会③
生前贈与の税金は? 贈与税の他にも税金はかかるの? 第1回勉強会④
生前贈与の名義変更手続きについて 第1回勉強会⑤ 、
生前贈与で使える税金の控除  第1回勉強会⑥
と書いてあります。今回は②の不動産を贈与したときにかかる税金の控除についての相続時精算課税について書きます。

相続時精算課税は、 贈与税と相続税とを精算する制度です。
贈与を受けたときに、特別控除額(2500万円)及び一定の税率(20%)で贈与税を計算し、贈与者が亡くなったときに相続税で精算するものです。
ちょっとだけ、わかりやすく説明すると・・・
贈与の時は2500万円まで控除され、超えた価格について贈与税(税率20%)が課税されます。その後、贈与者が亡くなった時に贈与財産と相続財産を合計した金額で相続税額を算出し、贈与の時に支払った贈与税を控除します(相続した時に精算します)。

この制度を使うにあたり、要件があります。
贈与者が60歳以上、受贈者は20歳以上で、贈与者の直系卑属(子・孫)です。
この制度を使う場合は、税務署に相続時精算課税を選択することを届出なくてはいけません。そして、一度この制度を使うと届出たら、変更できません。
前回書いた暦年の基礎控除が今後使えなくなります。

なお、住宅取得の際の贈与税の特例もありますが、住宅取得のための資金(金銭)の贈与を受けた場合に限られます。土地そのものの贈与には使えません。

税金の控除は要件もあるので、メリット・デメリットを把握して使用してください。
勉強会については、まだまだ続きます。

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愛実司法書士オフィス

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不動産の売買代金の決済 現場は?

名古屋市西区の司法書士 林 潤(めぐみ)です。

前回は、不動産取引の決済について説明しました。→こちら
今回は決済の時の現場について書きます。(これを読みたい方いるのかな?でも書きます。)

不動産取引の決済(売買代金を全額支払う)の場所ですが、これは通常銀行の応接室を使わせてもらいます。
大体の買主は、不動産の購入のために銀行から融資をしてもらい(住宅ローン等)、売主に売買代金を支払います。この融資の手続きがあるので決済は銀行で行います。

融資があるときの決済の場合の流れを下に書きます。ざっくり書いただけなのに長くなりました。

まず、売主、買主、不動産会社の担当者、司法書士の全員がそろったら挨拶をします。司法書士が買主・売主と直接会うのは決済の時という場合も多いです。それまでの司法書士とのやり取りは、不動産会社の担当者が窓口となっていますから、買主・売主に初めてお会いする場合が多いです。

挨拶が済んだら、すぐに司法書士は売主・買主から住民票や印鑑証明書など受取り、売主・買主に登記書類の説明をしつつ、ご署名・押印をもらいます。
この時のご署名や押印は、決済の場にいる全員の視線があつまるので、みなさん緊張されます。そんな時は「落ち着いてご記入下さい」なんて声をかけたりもします。印鑑を押すだけと言ってしえばそうですが、これで不動産売買のクライマックスですからね。しかしまだまだ続きます。

ご署名や押印をもらったら、司法書士は押印の印鑑が実印かを確認し、権利証が間違いないか確認し、書類に漏れがないか確認します。
司法書士は確認する項目が多いです。
問題がなければ、「(登記書類は確認でき、問題ないので)融資を実行しても大丈夫です。」とお伝えします。この一言で何千万円時には、何億もの融資が実行されるので、責任重大です。司法書士的には緊張の時です。
ですから、司法書士は書類に間違いないか、ひたすら確認します。この行動は地味に見えますが、大切なんです!ペラペラと書類を見てるだけなんて思わないで下さいね。

ちなみに、司法書士が一生懸命書類の確認をしている間に、売主や買主は銀行の振込伝票などに記入します。決済の現場では、様々な作業が同時進行しているので、初めての方は、次から次へと出てくる書類に圧倒されると思います。

売主や買主が銀行の振込伝票を書き終わったら、それを銀行員に渡し、次は鍵の受け渡しなどをします。
やるべきことが多いので、盛りだくさんで進んでいきます。
鍵の受け渡しの他に、建物の設備の取扱説明書、境界確認の時の書類などなどが買主に渡されます。次から次へと説明が続きます
でも、この説明がなかなか面白いんです。色々な決済には行きますが、同じ不動産なんてことはあり得ないので、その都度説明が違います。
隣との境界のこと、住民についてや近所への挨拶のこと、ゴミ出しのこと、こと細かく話す時もあります。また、建売住宅の場合は建物の設備の説明もありますし、引越しの時期や、水道・ガス・電気の開通などの説明もあります。今は鍵もカードであったり、家の設備の話を聞くと最新の住宅事情も分かります。

この説明も長くて30分ほどですが、説明が終わっても決済は終わりではありません。売主の口座へ売買代金が振り込まれていると確認しないことには終わりません。

これは、司法書士の一言の後、融資が実行され、銀行から買主の口座にお金が振り込まれ、今度は買主の口座から売主の口座へ不動産の売買代金が振込まれます。この最終の売主の口座へ振込まれるまでの時間が結構長いです。

一通りの説明が終わり、この振込がされるまで何をしているかというと、売主・買主・不動産会社の担当者とで歓談です。沈黙にならないように、不動会社の担当者が色々な話題をふります。
建売住宅を買う若い夫婦は、決済の場に赤ちゃんは子どもを連れてくるので、こんな時は少し場が和みます。子どもはかわいいですからね。今日買う家で、この子どもは育っていくんだな~なんて考えちゃいます。

決済が始まって1時間~2時間ぐらいすると、売主の口座へ振込がされます。これで不動産の所有権が買主へと移転されます。晴れて買主は不動産の所有者となります!!
売主の口座へ振込がされたら、銀行員はがお金を持って登場します。このお金は不動産会社の仲介手数料、司法書士の報酬などです。
これで決済は終了です。「本日はありがとうございました。」の挨拶の後、解散です。しかし、司法書士はこれから法務局に登記を申請するという、大切なお仕事があります!

これが決済の大まかな流れです。
ちなみに、これは円満な場合です。円満じゃない...売主が事情があって売らざるをえない時などは、決済の雰囲気が違います。長くなったので、これはまた次の機会にします。

下の写真は名古屋市西区のレニエのケーキです。これも美味しかったです!